日本介護クラフトユニオン(NCCU)が30日に公表した2024年の賃金実態調査では、介護従事者の7月の月給は平均26万5,711円で、前回時点(24年3月)より2.9%増加した。ただ、賃金の引き上げ率が初めて4%を上回った全産業の水準に比べると低く、NCCUの染川朗会長は、「介護職員の処遇改善は進むどころか、格差が広がり始めている」と指摘。次期介護報酬改定を待たず、臨時の改定も含めて早期に対策を講じるよう政府に求めている。【渕本稔】
全産業との格差は21年までは縮小傾向にあったものの、22年からは
(残り501字 / 全751字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】